忙しさの中で練習時間を見いだすisoe ,LEM音楽院 |
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ピアノを続けるために〜Bさんの場合 |
ピアノを続けるために〜Bさんの場合Bさんも中学3年生で、受験勉強の傍ら、学習塾やボランティアサークルなど、かなり急がし活動の中でピアノを続けてきました。では、Bさんのインタビューを読んでください。 先生:部活動は何でしたか。 Bさん:陸上部です。 先生:部活動は何時から何時までやっていましたか。 Bさん:平日は3時半頃から7時頃まで、土日は午前9時から12時までです。 先生:ピアノの他に何かを習ったりどこかへ通ったりしていましたか。 Bさん:月・木は午後8時〜10時まで学習塾に通っていました。 先生:その他に、ボランティア・サークルにも入っていたのでは? Bさん:それは、会合や行事のあるときだけで、月に一度あるか無いかですから、関係ないです。 先生:ピアノはいつ練習していましたか。 Bさん:毎日時間のあるときに、ちらほらと弾いていました。 先生:忙しい中、ピアノを練習するためにどのような工夫をしましたか。 Bさん:今練習しなければならない曲でなくても、とにかく毎日何かを弾くように心がけました。そして、練習するときはまず先に音を覚えるようにしました。 先生:後輩達に一言アドバイスをお願いします。 Bさん:えーと・・・(しばらく考え中)・・・ピアノをやっているからと言って、部活がおろそかになったり、勉強ができなくなったりするわけではないので、息抜き感覚で、できるだけ毎日鍵盤に触れると良いと思います。 先生:これまでピアノの練習で一番苦労したことは? Bさん:自分の好きな曲は進んで練習したけど、知らない曲や好きではない曲はあまり練習したくなかったので、弾けるようになるまで苦労しました。 先生:これまでピアノをやって来て、良かったなと思うことは? Bさん:人に教えられることです。 先生:え?誰に教えてるの?まさかアルバイトで先生の商売敵になっていないよね? Bさん:ちがいます!(笑)学校の授業でリコーダーやピアノの楽譜の読み方やリズムの取り方なんかを友達に教えられるということです。 先生:なんだそうか。(ホッと胸をなで下ろす) 先生:では、今後自分で挑戦してみたい曲は? Bさん:お父さんとの連弾で「剣の舞」をやってみたいです。 先生:あれは難しいよ・・・お父さんがね。(笑) Bさん:エヘヘ。(笑)
さて、Bさんのインタビューはいかがでしたか?Bさんが毎日ピアノを弾くことを心がけている点はとても良いことです。先生も、大学を卒業するまではそうしていました。別にレッスン中の曲ではなくても、例えばハノンの音階練習やこれまでに覚えた自分が好きな曲でも、一日数分間弾くだけで、ずいぶんと違うものです。指は使わないとどんどん感覚が鈍ってきます。「一日練習をしないと七日戻る」と昔から言われているぐらいです。また、ピアノを弾くことによって、気分転換もできます。せっかく習って覚えた技術や曲を、自分の気分転換や息抜きに使わないのであれば、なんともったいないことでしょうか。ただ練習のためだけにピアノを弾くのではなく、遊びや息抜きのために弾くことも大切なことです。どうか、みなさんも楽しくピアノを弾いて下さい。
尚、Bさんはその後の発表会で「剣の舞」を見事にお父さんと連弾してくれました。 |
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