れもんうえうぶ
ピアニストの絵ピアノが10倍上手になる練習方法

目次

楽譜を正しく読む

指番号を守る

正しい姿勢と手の形

腕や手首のよけいな力を抜く

曲想を考える

定期的・計画的な練習

エチュードを日課とする

メトロノームとなかよしになる

必要不可欠な部分練習

気持ちを込めた通し練習

お母さんは名コーチ

素直な心と自分でやろうとする気持ち

聴く耳を育てる

ホーム・コンサートのススメ

絶対にあきらめない

発表会で成功する練習の仕方

16.発表会で成功する練習の仕方

 人前で演奏するのは誰でも緊張するものです。でも、普段からきちんと練習している人は、たとえ緊張しても自分の演奏を見失うことはありません。では、これから発表会までにできる効果的な練習方法をいくつか示しますので、ぜひ自分の練習に役立ててください。

1.念入りな部分練習

 ただ最初から最後まで何となく弾いているだけでは、その曲を確実に自分の物にすることはできません。自分がよく間違うところや弾きにくい所を部分的によく練習しましょう。

2.気持ちを込めた通し練習

 部分練習をしたなら、その後は必ず気持ちを込めて通し練習をしましょう。通し練習とは、最初から最後まで本番と同じように弾く練習のことです。何も考えないで何となく弾くだけでは良い練習とは言えません。本番と同じように、気持ちを込めて弾くことが大切です。毎日3回以上はこの通し練習をしましょう。

3.本番の予行演習

 人前で弾くのはとても緊張するものです。ですから、本番の緊張に対処するために、家族の協力は不可欠です。つまり、家族がお客さんとなって、改まった雰囲気の中で演奏するのです。本番と同じように、家族に礼をして演奏します。演奏が終了したらもう一度礼をします。この時、お客さん役の家族は真剣に聴いてください。また、拍手も忘れずにしてください。親のみなさんは、まずほめるべき所をほめ、それから、改善すべき点があれば親切に教えてあげてください。特に、礼の仕方や姿勢は他の人から言われなければ気づかないものです。ただし、くれぐれも冷徹な批評家にはならないでください。

4.演奏を自分で聴く

 ラジカセなどで、自分の演奏を録音して聴いてみるのも良い練習になります。録音して聴くなら、普段弾いていてまったく気づかなかった色々なことがわかるものです。何か気のついたことがあればそれを直し、何度も録音を聴き比べると良いでしょう。楽譜を見ながら自分の演奏を聴くなら、レッスンで先生に注意されている事柄の意味もよくわかると思います。

5.親のみなさんにできること

 まず、どんな小さな努力でもほめることです。先生に注意されて、家でも怒られているのでは子供の行き場所が無くなってしまいます。「家族で楽しむ」というスタンスで見守って欲しいと思います。次に、定期的な練習をするよう励ましてください。練習をしなければ弾けるようにはなりません。弾けるようにならなければ楽しくありません。楽しくなければ続けることができません。たとえマイ・ペースでも、定期的に練習を続けるなら、それなりに演奏力がつくものです。他の人と比べてではなく、自分自身の努力とその結果を楽しめるようになって下さい。

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目次 | 楽譜を正しく読む | 指番号を守る | 正しい姿勢と手の形 | 腕や手首のよけいな力を抜く | 曲想を考える | 定期的・計画的な練習 | エチュードを日課とする | メトロノームとなかよしになる | 必要不可欠な部分練習 | 気持ちを込めた通し練習 | お母さんは名コーチ | 素直な心と自分でやろうとする気持ち | 聴く耳を育てる | ホーム・コンサートのススメ | 絶対にあきらめない | 発表会で成功する練習の仕方