れもんうえうぶ
ピアニストの絵ピアノが10倍上手になる練習方法

目次

楽譜を正しく読む

指番号を守る

正しい姿勢と手の形

腕や手首のよけいな力を抜く

曲想を考える

定期的・計画的な練習

エチュードを日課とする

メトロノームとなかよしになる

必要不可欠な部分練習

気持ちを込めた通し練習

お母さんは名コーチ

素直な心と自分でやろうとする気持ち

聴く耳を育てる

ホーム・コンサートのススメ

絶対にあきらめない

発表会で成功する練習の仕方

11.お母さんは名コーチ!

 ピアノは教わったから上手になると言うものではありません。なぜなら教わったことを身につけなければならないからです。そして、そのためにはどうしても練習をしなければなりません。しかし、練習は一見単調な訓練も含まれますので、決して面白いと言うほどのことではありません。また、辛抱強さや根気が求められます。小さな子供に対して、そのように面倒くさいことを自主的に行うよう期待するのは難しいでしょう。そこで、お母さん(お父さん)の出番です。

 例えば、プロ野球の球団には必ず監督とコーチがいます。コーチは監督の指示に従い選手達を練習させ、どの選手がどういう状態にあるかを監督に報告したり、個々の選手にアドバイスをしたりします。
 ピアノの先生は週に一回生徒に会って、どういう練習をすれば良いかアドバイスを与えます。いわば監督のようなものです。ここで重要なのはそのアドバイスをどの程度生徒が把握できるかと言うことです。どれだけわかりやすく教えたとしても、小さな子供の記憶力や理解力には限界があります。次のレッスンまでどういう練習をするかが、最も重要です。もし適切な練習をしなければ、教師が何を教えようと身につきません。そこで、コーチとして練習を見守るお母さんが必要なのです。

 ではどのように子供達の練習をコーチできるでしょうか。一つは根気よく励ましながら一緒に練習する方法。二つ目はスパルタ式で強制的に厳しく練習させる方法とがあります。きわめて当たり前のことに思えるかもしれませんが、この二つしか方法はありません。特に、二番目の方法をとっている家庭は案外多いかもしれませんが、このような親の接し方が子供の人格形成に大きく影響することを決して忘れるべきではありません。私としては一つ目の方法をおすすめします。「家族で一緒に楽しむ」というスタンスでピアノを習う方がずっと楽しいと思います。

 またコーチの役目はただ練習をさせることだけではありません。客観的なアドバイスを与えるのもコーチの大切な役割です。例えば、指の形や姿勢が崩れていたり、音を間違えているの気づいていなかったり、指使いを間違えていたり、やみくもに速いテンポで弾いていたり、そういうときにお母さんから注意を受けるなら、レッスンに行く前にその部分を修正することができるかもしれません。小さいうちは自分では気づかないことがたくさんあります。ですから、基礎的な部分の誤りを誰かに注意してもらうことが必要です。ただし、決して頭ごなしに怒ったりはしないでください。どんなに正しいことでも、そんな風に言われたら誰でもやる気をなくしてしまいます。

 生まれながらにピアノを弾ける人は一人もいません。できなくて当たり前なのです。曲がりなりにもピアノを弾けるようになったとすれば、それは努力が実っている証拠なのです。ですから、うまくいったら大いにほめ、うまくいかないときは大いに励ましてください。そして、お子さんが自発的に練習できるようになるまで決して焦らずに長い目で練習をサポートしてあげてください。

お子さんが「わからない」と言う時

 練習の時に、お子さんが「わからない」と言うことがあるでしょうか。このお子さんが言う「わからない」には次のような意味があると考えられます。

1.自分で考えるのが面倒なので変わりに答えを出して欲しい。

2.別のことをしたいのでやる気がない。

3.とにかく、自分をかまって欲しい。

4.よく考えたけど本当にわからない。

 お子さんの性格やその場の状況によってどういう意味の「わからない」なのかを判断しなければなりませんが、決してそれを無視しないで下さい。また、直接的な答えをいきなり与えるのも好ましくありません。一番好ましいのはヒントをたくさん与えて自分で気づくようにし向けることです。そうするなら、記憶が確かなものになりますし、お子さんの発達段階における「教師期待効果」を生み出すことになります。
 「教師期待効果」というのは、心理学的な現象ですが、親や教師が子供の正しい答えを期待して辛抱強く待つなら子供の成績が上昇するというものです。期待感が無ければ、それは「無視」や「答えを待たない」と言う態度に現れ、子供はそれを敏感に感じ取るそうです。お子さんの未来を大いに期待し、辛抱強く答えを導いて下さい。「この子はきっとできる」と思うことが大切だそうです。でも、ご両親もわからないときは、「レッスンの時に先生に聴きましょう。」と言って下さい。

戻るボタン          HOMEボタン   上へ戻るボタン          進むボタン

目次 | 楽譜を正しく読む | 指番号を守る | 正しい姿勢と手の形 | 腕や手首のよけいな力を抜く | 曲想を考える | 定期的・計画的な練習 | エチュードを日課とする | メトロノームとなかよしになる | 必要不可欠な部分練習 | 気持ちを込めた通し練習 | お母さんは名コーチ | 素直な心と自分でやろうとする気持ち | 聴く耳を育てる | ホーム・コンサートのススメ | 絶対にあきらめない | 発表会で成功する練習の仕