れもんうえうぶ
ピアニストの絵ピアノが10倍上手になる練習方法

目次

楽譜を正しく読む

指番号を守る

正しい姿勢と手の形

腕や手首のよけいな力を抜く

曲想を考える

定期的・計画的な練習

エチュードを日課とする

メトロノームとなかよしになる

必要不可欠な部分練習

気持ちを込めた通し練習

お母さんは名コーチ

素直な心と自分でやろうとする気持ち

聴く耳を育てる

ホーム・コンサートのススメ

絶対にあきらめない

発表会で成功する練習の仕方

2.指番号を守る

 指にはそれぞれ右手も左手も親指から小指に向かって1,2,3,4,5と番号がつけられています。これが指番号です。楽譜を注意深く読むと、音符の上か下に数字が書いてあることがあります。その数字は、その音を何番の指で弾くべきかを表したものです。これが運指つまり指使いです。では何のために指使いが決められているのでしょうか。

 その理由として主に三つのことが考えられます。

  1. フレーズや音階を切れ目無く弾くために、もっとも効率の良い弾き方を示す。
  2. 特定のリズムをはっきりさせるために、ふさわしい弾き方を示す。
  3. 特定の指のさばき方の習得、又は特定の指を訓練するための練習。

 このように、指番号はただ適当につけられるわけではありません。もちろん、指番号を無視して、自分勝手な指使いでもピアノを弾くことはできます。でも、そういう人の演奏は、メロディの流れがぶちぶちと切れていたり、変なところで演奏が止まったりして、聴いている人にとってはとても気持ちの良い演奏とは言えません。また、自分勝手な指使いで練習していると、ピアノを上手に演奏するための大切な指さばきの技術が身につきません。ですからそう言う人は2〜3回練習してすぐ弾けるような曲はだいじょうぶですが、ちょっと難しい曲になると途端にたちうちできなくなり、同じ曲を何ヶ月練習しても上手に弾けるようにならないと言うお手上げ状態になってしまいます。

 楽譜に書かれている指番号はピアノのテクニックを習得するための最も重要なことがらです。たくさんの指使いを習得することによって、どんな曲でもぱっと弾けるようになるための指のさばき方を覚えるのです。先生に注意された時だけではなく、普段の練習から自分で指番号を読んで、それを忠実に守るように心がけましょう。

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目次 | 楽譜を正しく読む | 指番号を守る | 正しい姿勢と手の形 | 腕や手首のよけいな力を抜く | 曲想を考える | 定期的・計画的な練習 | エチュードを日課とする | メトロノームとなかよしになる | 必要不可欠な部分練習 | 気持ちを込めた通し練習 | お母さんは名コーチ | 素直な心と自分でやろうとする気持ち | 聴く耳を育てる | ホーム・コンサートのススメ | 絶対にあきらめない | 発表会で成功する練習の仕方